骨董豆知識

骨董品の傷の見方


◎カケ

皿の縁や角等一部分が割れてしまって無くなってしまっている状態の事を指す。

◎貫入(かんにゅう)

釉薬部分の入(ヒビ)を指す。ちなみに貫入が多く入っている品物は焼きが甘いので甘手(あまて)といわれている。

◎虫食い(むしくい)

口縁や稜などで、釉薬と胎土との収縮率が違うため釉ハゲを起こしている物。傷とされない時もある。

◎入(にゅう)

陶磁器の中でも有名な傷の一つ、釉薬から胎土(陶磁器自体の形づくる粘土)にかけて入っているヒビ割れている事。

◎削げ(ソゲ)

口縁などに原形をとどめるくらいに、薄くカケ落ちていること。

◎鳥足(トリアシ)

胴央や底などの中心から放射状に出た入(ヒビ)を指す鳥の足の様に見える事からこの名前が付いたと言われている。

◎釉ハゲ(ゆうはげ)

胎土はそのままの状態だが釉薬(うわぐすり)部分だけが剥がれてしまって胎土が表面に現れている物を指す。

◎ハマグリ

ソゲの一種で陶磁器ソゲ部分がハマグリの様に同心円上の段になっている状態を指す。

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