絵画の出張買取へ行ってきました
店頭にてお品物をお持ち込みくださり、査定・買取をさせて頂いたお客様。
詳しくお話を伺うと、住宅の売却に伴い整理したいお品物がまだあるそうなのです。
「それでしたら」と、ご自宅に伺う出張買取をご提案し、後日訪問させて頂きました。 その日の様子をご紹介したいと思います。
品物の説明をしながら査定します
お父様の遺品整理でご相談を頂きましたが、ご依頼主様やご親族の方々もいったいどんな物がどれだけあるのか、ハッキリとはわからないとのことでした。
お引っ越しされてきたときのまま、開封されていない段ボールも積まれてあり、どこに値のつくお品が眠っているかもわからないので、慎重に中見を確認させていただきました。
鑑定を進めていくと、ご依頼主から「これは?どういったものですか?」と興味深く弊社担当者に質問がございました。説明させて頂くと、今までどういったもので、どれほどの価値があるのか分からなかった品物のことが判明し、ご納得されたご様子でした。
色紙サイズから一人ではとても持ち上がらない100号まで様々な大きさの絵画が所狭しと並んでいます。
中でもよく目にしたのは、
鯉が描かれていたものだそうで、
そのお話をお伺いし、
お父様が一点一点を大切に飾り
楽しんでいらっしゃったことを知ることが出来ました。
買取した絵画を紹介します
今回、絵画では田崎広助、福田平八郎、山口華楊、宇田荻邨、関口コオ などの作品を買取させて頂きました。一部をご紹介します。
こちらは松本哲男 作の「富士」です。
富士山の麓まで
雪をかぶっているので季節は冬のようですが、
霧がかったようにも見えるし、
日の沈んだ夕刻時のようにも見えるし、
曇り空の日中にも見える不思議な作品です。
物静かに佇む富士の雄大な姿が印象的です。
それからこちらのバラは、川端龍子です。(絹本)
なんとも見事な構図ではないでしょうか。
横から広がるバラの枝のしなやかなカーブ、
本物と錯覚しそうな葉のグラデーションに
思わず見入ってしまいます。
日本画の凜とした気品と洋花の華やかさが融合する、
美しく贅沢な作品です。
掛軸や作家作品もお買い取りさせて頂きました。
こちらは藤田喬平 作 ガラス蓋物なのですが、
手に取るとその重さにびっくりします!
金箔と銀箔が織り合わさり、
ガラスの透明感をよりいっそう引き立てています。
まるで海の中のような神秘的なお色です。
共箱もございました。
実際にお使いしていた食器や飾られていたお品物にも
お値段をおつけし、
お買い取りさせていただくことが出来ました。
そしてこのような図録が大量に…!
なんとも勉強熱心な方だったのでしょう。
こちらはごく一部なのですが、本や資料、参考書や図録が高く積まれていました。
全てにお値段をおつけすることは
できませんでしたが、お買い取りさせていただきました。
掛軸や絵画の高額査定ポイントは?
今回拝見させていただいたお品物は、
保管状態がよく綺麗に保たれているものが多くございました。
掛軸や額などの紙や布を基礎としているお品物は、
保存状態によってシミやカビ、焼けが強くみられることもあり、
状態によって査定金額も変動します。
もしご自宅でこういったお品物があるという方は、
将来手放す可能性がなくとも、
お品物の状態を良好に保つため定期的に確認されることをおすすめします。
出張買取の記録はこちらの記事でもご紹介させて頂いております。
なお、買取・査定の詳しい方法についてはこちらをご覧下さい。
ご相談やご質問も随時承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
◎古好屋
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営業時間 10:00〜18:30 火曜定休
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