昭和の蒔絵師・川口虚舟作「紫陽花蒔絵硯箱」
今年も梅雨の季節がやって来ました。
突然大雨が降る日があれば、猛烈な日差しの日もあり少々過ごしにくい時期でもあります。
体調など崩されていないでしょうか?
今回は、梅雨の時期こそ美しく咲く、紫陽花をモチーフにした品を紹介します。
川口虚舟作 紫陽花蒔絵硯箱
蒔絵の技法を駆使して描かれた紫陽花
茎から花に至るまで全て高蒔絵になっており、葉の一部は梨地蒔絵、花は細かな螺鈿で描かれています。
内側は梨地塗りで、蓋裏には「虚舟作」とあります。
川口虚舟:1905年生まれ。
1918年に蒔絵師・越田尾山に師事し、1959年にはペンなどの筆記具で知られるパイロット社の嘱託の蒔絵師となる。その後も蒔絵万年筆など多数製作。
紫陽花の周りにはうっすらと幾何学模様が研ぎ出されており、余白を余白と感じさせない技術の高さが感じられます。
雨の日が続いて外に出るのも億劫になってしまうかもしれませんが、
そんな嫌な空気を吹き飛ばすほどの美しさですので、是非倉賀野店にこちらの品を見にいらっしゃってください。
お待ちしております!
川口虚舟作 紫陽花蒔絵硯箱
幅 21.5cm 奥行 26.5cm 高さ 4.7cm
共箱付き ¥120,000-
◎骨董会館 倉賀野店
HP http://antiques-store.com/kuragano
群馬県高崎市倉賀野町2466-1
営業時間 10:00〜18:00 火曜定休
電話 080-7933-1122
Mail kottokaikan@shunet.co.jp