鎚起の織り成す美 玉川堂
世界有数の金属加工産地として知られる新潟県燕市。
江戸時代後期、仙台から訪れた職人によって鎚起銅器の製法が伝えられ、加えて弥彦山から良質な銅を入手できたことにより、銅器の製造が盛んになりました。
鎚起銅器の美
鎚起銅器の湯沸です。
一箇所一箇所を丁寧に打ち出した銅の風合いが、美しく飽きのこないフォルムを形作っています。
鎚起銅器のティーストレーナー(茶こし器)です。
受け皿とこし器両方とも丁寧な作りで、そっと置いておくだけでも絵になりそうな美しさです。
純銀の器
玉川堂の作品には、銅を使用するものの他、純銀製の品もあります。
純銀製のぐい呑です。
銅製の品よりも面一つ一つの大きさがまばらで、見る角度によって全く別の景色を眺めることができます。
こちらは純銀製の片口です。
現在、倉賀野店には片口が2点ありますが、鎚起による模様同じものはなく、それぞれにしかない個性を持っています。
全ての作品が職人の手で一つずつ心を込めて作り上げられていることがわかります。
少しずつ気候が暖かくなってきましたが、時折まだ寒い日もあるようです。
温かいお茶やお酒を、美しい器で楽しめば、より一層美味しく感じられそうですね。
◎骨董会館 倉賀野店
HP http://antiques-store.com/kuragano
群馬県高崎市倉賀野町2466-1
営業時間 10:00〜18:00 火曜定休
電話 080-7933-1122
Mail kottokaikan@shunet.co.jp