平家物語 平忠盛
「平家物語 巻第六」、「祇園女御」に登場する一場面です。
平家物語には、このような話があります。
白河院には祇園女御という側室がおり、ある雨の降る夜、院が祇園女御のいる祇園社の境内を通ると、青白く光るものが見え、院は鬼か妖怪かと恐れ、御供の忠盛に即座に斬るように命じました。
ところが、忠盛がその話を鵜呑みにせずに生け捕りをすると、その正体は社の灯籠の灯に油を注いで歩く承仕法師(油坊主)でした。
灯籠の灯がこの法師の被っていた笠に映え、青白く光って見えたというだけのことでした。
その後、院は忠盛のその冷静かつ勇敢な振る舞いを褒め称え、褒美に祇園女御を下賜されたという事です。
江戸末期に仏師が製作したとされており、人物の表情、衣服の質感、台の菊模様に至るまで精密な細工が施されています。
油坊主を捕らえる忠盛の表情からは勇猛さが溢れ出ており、作品全体からも力強さを感じます。
サイズ:高さ42(台含む) 幅29 奥行き13cm
台 高さ4.3 幅33.6 奥行き19cm
時 代:江戸時代末期
銘有無:無し
箱有無:有り
傷有無:台の菊模様が数箇所剥がれています。
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