古美術名品『集』53号
特集 鉄砲進化史
History of the evolution of the gun
其の壱 火縄式から管打式へ
(協力)澤田 平
天文12年(1543)、種子島への鉄砲伝来以来、わずか40年にして日本は世界に冠たる鉄砲の製造保有国となりました。今回の特集では日本で独自の発展を遂げた多彩な和製火縄銃や、真田幸村が大阪夏の陣で徳川家康を撃ち損じたという馬上筒など貴重な歴史的遺産を紹介し、さらに火縄式から管打式へと鉄砲の進化をたどります。鉄砲で撃たれた傷がもとで亡くなったとされる武田信玄や、ペリー艦隊がもたらしたホール式ライフルを改良した片井京助・佐久間象山のエピソードなど読み物も盛り込みました。また全国で演武を披露されている鉄砲隊の皆様のご紹介も行っております。日本の鉄砲史の保存版です。
発行日 2013年9月
ISBN978-4-921031-53-4