古美術名品『集』51号
特集1 乾隆ガラスの技と美
【協力】京セラ美術館【作品解説】由水常雄
※中国語訳付き(有中文翻訳)
京都の「京セラ美術館」が所蔵する中国の優れた「乾隆ガラス」の作品をご紹介します。ガラスの世界的権威で現在「箱根ガラスの森美術館」顧問の由水常雄氏による作品解説とその中国語訳付きです。清朝期の被(き)せガラスの成形法と加工の技術を図解した貴重な資料も掲載しています。今も人気の高い華麗な「鼻煙壺」をはじめ、玉細工を思わせる精緻で多彩な「乾隆ガラス」の世界をお楽しみください。
特集2 愛知、古窯への旅「瀬戸、常滑」
焼物ファンならずとも一度は旅してみたい愛知県の「瀬戸」と「常滑」をご紹介。瀬戸の「窯垣の小径」や常滑の「土管坂」など観光情報も盛り込みながら、愛知県陶磁資料館に見る「瀬戸焼の歴史」、瀬戸市美術館の展覧会「明治・大正の日本陶磁」、瀬戸蔵ミュージアムに見る「瀬戸窯業の発達史」、とこなめ陶の森資料館に見る「常滑焼の歴史」、さらに常滑市のINAXミュージアム「世界のタイル博物館」に見る「中国の専(せん)と陶板」など、情報満載です。
発行日 2012年8月
ISBN978-4-921031-51-0