木内克 テラコッタ像「裸婦」
日本の彫刻会にテラコッタ技法を取り入れ、大きな足跡をしるした木内克の作品「裸婦」です。
ゆったりとした女性の姿と、テラコッタの素朴な質感が相俟って、優しくおおらかな雰囲気をまとっています。
この作品を身近に置いたら、穏やかな時間に包まれそうです。
箱の一部に僅かな欠けが認められますが、作品自体にイタミは無くとても状態の良いものです。
木内克(1892-1977)
1892年茨城県に生まれる。20歳で彫刻の道に入り1914年朝倉文夫の塾生となる。
1921年に渡英、その後パリに渡りブールデルの指導を受ける。
藤田嗣治、福沢一郎らと交流しながら研究を続け、アルカイック期のギリシャ彫刻に傾倒する。
以降テラコッタ技法の習得に努め、1935年に帰国。
テラコッタによる独自の表現が高く評価された日本を代表する彫刻家です。
高さ:21.3cm
幅 :19.8cm
奥行:15cm
銘有無:有り
箱有無:有り
傷の有無:なし