川上澄生 木版画「南蛮人6人」Sold Out
川上澄生が生涯に渡って描き続けた
南蛮文化をモチーフとした作品です。
襞襟を付けた南蛮人と髭徳利など
船から降ろされた異国の品々が、
木版の力強い墨の線と温かみのある
色あいで仕上げられています。
川上澄生の版画は同じ作品でも彩色
の異なるもの、異なる素材に刷った
ものが多く見られ、川上澄生全集に
はこちらの作品の別彩色のものが
紹介されています。
サイズ:幅23×高さ26.5cm
額込み:幅37×高さ44.5×奥行2.5cm
時 代:昭和32年
銘有無:有り
箱有無:無し
傷有無:全体的に小さなシミ有り
1898年(明治28)横浜生まれ。
幼少期より文学や詩に親しみ12歳
の時にフランスで木口木版技法を
学んだ合田清と知り合い版画に興
味を持つ。
独学で木版画の制作を始め雑誌に
口絵を投稿し始め、18歳で秀才文
壇の口絵募集で2等になる。
1921年から英語教師として教壇に
立ちながら版木に向かう生活を続け
1958年に退職。
以後創作活動に専念し、南蛮文化や
文明開化をモチーフとした作品を発
表。1967年勲四等瑞宝章を受章。
1972年(昭和47)77歳で亡くな
るまでに数千点にのぼる作品を
残しました。