工芸家

森村酉三 銅製花瓶

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森村酉三 1897年に佐波郡宮郷村(現在の伊勢崎市)の旧家、森村家に生まれました。
1918年に東京芸術学校の鋳造科に入学し、その才能が認められて卒業制作『経筒中子付』は学校に買い上げられました。
卒業後は池袋にアトリエを構え、精力的に制作を続けました。
1927年には第8回帝展の工芸部門に初めて参加し、『鋳銅飾花瓶・燈』が入選しました。
以後、第18回展まで連続して入選し、その作品は高い評価を受けました。
彼の名声は国境を越え、パリの日本美術展やサンフランシスコの博覧会でも作品が展示されました。

酉三の名声が特に高まったのは、1934年に制作された高崎観音山の「白衣大観音」の原型でした。
また、彼は鋳金の傍らで多くの彫刻作品も制作し、特に「爆弾三勇士像」は知られています。
さらに、1941年には群馬美術会(現在の県美術会)の設立に尽力しました。
彼の作品は戦争中に多くが失われましたが、その芸術的な遺産は後世に残り続けています。

この作品も花の躍動感と蝶の柔らかさを表現した花瓶です。
持ってみるとずっしりと重く材料をふんだんに使って作られています。
裏には「酉三作」と入っていますが文字もとても綺麗です。
大きさが手頃ですのでどこでも飾りやすいのではないでしょうか。

在庫状態 : 在庫有り

販売価格  ¥180,000

商品コード:13024k

数量  

サイズ:幅12.5×高さ24.3cm
時 代:昭和時代
銘有無:裏に銘「酉三作」と有
箱有無:無
傷有無:時代サビ有

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