工芸家

京都 御所人形 一対

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有職御所人形司十二世伊東久重(伊東健一)による作品です。

30年以上自然乾燥させた桐の木を素材とし、天日で乾かしながら木地に胡紛を50回ほど塗り重ね磨くことで他にはない独特な質感が生まれます。
最終段階である顔を描く工程から自身で逆算し、一つ一つの工程を丁寧に仕上げていくことによって端正かつ可愛らしい佇まいが表現されています。
男女で表情が違うところからも、細かなこだわりを感じられます。

人形の命とも言える目を描き入れる工程が一番の勝負どころであり、そのこだわりが生き生きとした表情となって現れています。
木を掘り、顔を仕上げて完成するまでには一年近い時間を要すると言われています。

伊東家は枡屋庄五郎の屋号で薬種商を営んでいましたが、江戸時代中期(1716~1735)頃、手先が器用で人形作りの才能があった当時の当主が家業を人形製作としました。
庄五郎は自身を御人形細工師と名乗り、1767年三代庄五郎が後桜町天皇より人形師として御所入りを許され、「有職御人形司伊東久重」の名を賜り現在に至ります。

伊東久重の作品の主な収蔵先に皇居、東宮御所、秋篠宮家、三笠宮家などがあります。

在庫状態 : 在庫有り

販売価格  ¥2,500,000

商品コード:12754

数量  

サイズ:(男)高さ53 幅40 奥行き17.5cm
(女)高さ53 幅32 奥行き24cm
時 代:昭和から平成
銘有無:札に墨書あり
箱有無:専用ケースあり

傷有無:無し

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