ガレ 草花文花器
赤色の大輪の花があしらわれたシックな色合いのガレ作の大きな花器です。ガレの代表的なガラス製作技法である”被せガラス”に加えて、”スフレ”技法(フランス語で”ふくらます”の意。型吹きの一種で、あらかじめ型の中にレリーフを凹刻しておき、その中にガラスを吹き込んで文様を付ける技法)によって、花と葉が立体的に美しく表現されています。
略歴
シャルル・マルタン・エミール・ガレ(1846年5月4日ー1904年9月23日)
アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家
フランス北東部ロレーヌ地方ナンシーで、鏡ガラス工場を経営する事業家の下に生まれました。ガレは植物学に非常に精通しており、彼の作品には花や昆虫などの自然をモチーフにしたものが多いです。
また、ガラスだけでなく陶芸・木工家具も手がけました。
高さ23cm×幅23.5cm×口径10.5cm×底径11.5cm
銘有無:側面に”gallé”のサイン有り
箱有無:箱無し
傷の有無:傷無し