日本の陶磁器

藍柿右衛門海松貝図五寸皿

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裏に金銘が入った藍柿右衛門の五寸皿です。
金銘は17世紀の後半に見られる盛期時代の銘款のひとつで当時の最上手の物に見られます。
口縁の口紅と文様そして裏側と、それぞれが丁寧でとても美しい仕上がりです。
見込みには二重染付線で囲まれた海松貝図が描かれています。
貝に海藻の海松(ミル)を添えた文様を「海松貝(みるがい)文様」と呼びます。
ミルは宮中祭祀の新嘗祭にも奉納される松葉のように末広がりの形をした海藻で、平安装束の文様にも用いられました。「海の松」ということから新年やお祝いの時などにも使われます。

蛤の背景の一部にほんのりと見られる呉須の繊細な濃淡は、波がかすかに舞い上げた砂煙のようでもあり、また厄除けや魔除けの象徴である蛤が気を吐く様子とも思えます。

新年やおめでたいお席などで飾っていただくのにも最適かと思います。

在庫状態 : 在庫有り

販売価格  ¥80,000(税込)

商品コード:12631

数量  

サイズ:口径15 高さ4 底径9cm
時 代:江戸時代
銘有無:裏に金銘有り
箱有無:無し
傷有無:無し

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